MESSAGE

代表メッセージ

砂糖の可能性を
追求する

代表取締役社長

木村 成克

Q1.どの様な学生時代を過ごされましたか?

大学時代は体育会系アメリカンフットボール部に所属して、アメリカンフットボールに打ち込みました。今の私からは想像ができないくらい体が細かったので、毎日筋トレをして激しいコンタクトに耐えられる体をつくりました。
ただ、4年生の最後の試合で大けがをして、数か月入院することになりました。社会人でもアメフトを続けたいと思っていただけにとてもショックな出来事でした。
病床で過ごす時間がたくさんあったので、将来のことをいろいろ考えることができました。十分スポーツをしたので、今度は思いっきり勉強がしたい、そんな思いがかたまりました。せっかく勉強に打ち込むなら、チャレンジングな環境で勉強したいと思い、大学卒業と同時にイギリスに行き、イングランドとスコットランドの境にある大学院に入学することができました。
課題図書やレポートがたくさんあり、寝ないで勉強しないと追いつかないと思っていたので、最初の半年間はあえてベッドを買わず、寝ないで乗り切りました。
決して優秀ではありませんでしたが、学生時代は勉強も運動もがむしゃらにやりました。

Q2.砂糖の魅力を教えてください

砂糖とは2000年以上の歴史を持つ甘味料です。ご存知の通り、多くの食品に使われていて、砂糖(ブドウ糖)は脳の唯一のエネルギーと言われるなど、人間に欠かせないエネルギー源でもあります。
しかし、単なるエネルギー源ではないことが、砂糖の魅力です。砂糖の甘さは、幸せや癒しに繋がるものです。
例えば、人は疲れてくると、自我を消耗し、寛容性が失われます。怒りっぽくなったり、判断をあやまりやすくなったりします。砂糖には、その自我を回復させる力があることが、脳科学の様々な論文で証明されています。
車を長時間運転していて、サービスエリアで甘いコーヒーが飲みたくなるのは、体が自我を回復するすべを知っているからです。
また、複数の人が話し合いをする時、甘いものを食べながらの方が、会話が進むという研究結果もあり、砂糖は社交性(Social Bind)を向上させることも研究で分かっています。

当社はNapiness(ナピネス)というロゴマークを使っています。
これは、Natural(自然)とHappiness(幸福)を繋げた造語ですが、
砂糖の持つHappinessを大切にしたいという思いが込められています。

Q3.大東製糖の仕事の魅力を教えてください

当社は、精製糖も取り扱っていますが、含蜜糖を中心としたニッチなマーケットを主戦場にしています。砂糖は大きな市場なので、裾野が広く、規模は小さくとも様々なニーズがあります。
当社は「砂糖の可能性を広げる」をミッションに掲げ、これらのニーズを取り込む活動をしています。そこを魅力に感じて頂けたら嬉しいです。
含蜜糖とは、さとうきび、ヤシ、カエデなどに由来するショ糖分を含む糖汁から、不要な成分、夾雑物を除去した後、煮沸等による濃縮を行った固形又は粉末状の砂糖を言います。精製糖では取り除かれてしまうミネラルを含有する健康志向のお砂糖です。

砂糖の可能性を広げる活動とは、新しい用途を創り出したり、新しい機能を付与した新しい砂糖を創り出したり、アプローチは様々です。
例えば、当社は2008年からベーカリーショップを運営しています。含蜜糖だけを使ったフランスパン屋で、「砂糖でパンを一層おいしく」をテーマに掲げています。
含蜜糖を使用すると、味の面だけでなく、機能面でも特徴があります。例えば、含蜜糖はグラニュー糖より、保湿性が高いため、含蜜糖で作ったパンは、しっとりさが長続きします。砂糖の特徴を活かしたレシピを日々創っています。
毎日、一生懸命パンを作っていると、「こんなお砂糖があればなぁ」といったアイデアが降ってくることがあります。例えば、砂糖を焦がしたときの苦さが特徴のモラセスシュガーは、パン屋のあったらいいなぁから生まれました。
砂糖メーカーがパン屋を経営するなど、あまり聞かないかもしれませんが、大東製糖流の砂糖の可能性を広げるための取り組みです。

また、2016年に柴田書店より「個性派シュガーのお菓子」という本を出版しました。
洋菓子つくりでは、砂糖を使い分けることがあまりないため、含蜜糖を中心に個々の砂糖の機能を活かしたスイーツを提案した本です。本の内容に基づき、各地で講習会を展開しています。

私たちは、創造的なアプローチで、砂糖の可能性に挑戦し続けています。
打ち手は無限ですので、一緒にワクワクできる仲間が集い、知識を持ち寄って仕事をすることを願っています。

Q4.若手社員に望むことはなんですか?

若手社員によく話していることがあります。
楽な働き方が人気を集める時代ですが、がむしゃらに努力し、やりとげたという経験を若いうちに積むことが、『仕事をする力』を大きくし、将来の自信に繋がります。
私は、『仕事をする力』をエンジンに例えて話をしているのですが、若いうちに自分のエンジンを大きくすることが大事だと思っています。
若手社員はこの先40年働いていかなければなりません。
近い将来、AIなどの進化により、間違いなく仕事環境は大きく変わるはずです。そんな世界を働きぬくことは、レースに例えるならば、アメリカ横断なのか、サハラ砂漠縦断か、とにかく凄い旅路になるはずです。
そんな旅を、原付の小さな50ccエンジンで乗り切れますか?
とにかく、様々なことに挑戦して、失敗や挫折を乗り越えて、エンジンを大きくして下さい。当社はその舞台をたくさん用意しています。