
2019年11月30日(土)に種子島にて「日本一早い収穫たねがしま“さとうきびフェス”」が開催されました。種子島のさとうきび産業、砂糖を取り巻く文化などを1日で体感できる本イベントは、今年が初開催となります。
さとうきびの日本北限の産地である種子島では、さとうきびの収穫が日本で一番はやく始まります。「日本一早い収穫たねがしま“さとうきびフェス”」はその初物のさとうきびの収穫を皆で祝い、新砂糖を日本で一番早く味わうイベントです。
初開催の今年は3会場にわかれてイベントを実施し、合計1,000名近いお客様にご来場いただきました。
新光糖業会場
鹿児島で一番大きな工場である新光糖業会場ではビデオ上映、工場見学、間近での重機の撮影などをおこないました。普段はなかなか見ることができない工場内や、製糖の工程に興味津々の来場者の皆様が印象的でした。
沖ケ浜田会場
伝統的な手仕事の黒糖づくり見学をおこないました。しぼり汁を煮るための薪が積み上げられている光景や白い湯気の工場内など初めてみる黒糖作りに来場者の皆様からは歓声があがっていました。
大東製糖会場
中種子町のゆるキャラきび太郎が急遽参戦、大いに盛りあがりました。
お子様連れのお客様がたくさん来場され、種子島名産のりんかけ実演販売やわたあめ、黒糖の試食、落雁の手作り体験などいろいろな砂糖を使ったお菓子を楽しんでいただけました。
また、さとうきび搾りや搾り汁からの製糖は、さとうきび農家の方々にも興味深く体験していただけました。
さとうきびの島“種子島”実行委員会
種子島が長年育んできたさとうきび、砂糖を取り巻く文化、歴史を継承し、発展させる活動を行い、島内のさとうきび産業を後世にわたって盛り立てるための活動をおこなう組織として2019年に設立しました。イベントの運営を始めとした活動を通じて、種子島を“さとうきびの島”として島内外にPRしていきます。
<実行委員会概要>
名称:さとうきびの島“種子島”実行委員会
所在地:鹿児島県熊毛郡中種子町牧川536
会長:長野 研一(新光糖業株式会社)
設立:2019年10月1日
会員企業:新光糖業株式会社、沖ケ浜田黒砂糖小屋、日昇製糖、有限会社りんかけ堂、大東製糖種子島株式会社